フラメンコを見た次の日に、セビリアの観光です。
ここでも堂々たる大聖堂(カテドラル)があり、見事な天井画とパイプオルガンがある。しかし、私のような門外漢には、この天井画とパイプオルガン以外は、今までのカテドラルと同じように見えてしまう。
このあと、アルカーサルという同時代の建築物などを見て、コルドバへ向かった。
コルドバではメスキータを訪れた。ここは8世紀に回教寺院として建築されたものである。
中に入ると、今までの趣と少々異なっている。
きらびやかな、礼拝堂は他と同様であるが、特徴的なのは中の柱が一本一本違うつくりとなっていること。柱の上のアーチ型の部分が、レンガでつくられており、8世紀当時の建築技術の水準の高さが窺われる。このような建築が、すでに当時行われていたのは、驚きである。
このあと、10世紀に建築され、現在でも使われている、ガダルキビール川にかけられたローマ橋を渡り、対岸からコルドバを望むと、自分が中世の時代にタイムスリップしたような錯覚をおぼえる。
コルドバ観光を終え、マドリッド行きのスペイン新幹線(AVE)に乗りました。
スピードは日本の新幹線と同じくらいであった。ひとつ違ったのは、車内にテレビが設置されていることである。
サービスが行き届いているな、と感心しましたが、走り出してしばらくして、その理由がわかった。
バスでもそうだったが、窓の外は延々とオリーブの木がみえるだけなのだ。
写真はローマ橋
写真はスペインの新幹線
マドリードへ